朝駆け

日々、感じたことを自由に書きます。

▲さん

みなさん、こんにちは。お湯です。

 

先日身内の不幸があり、

前通夜(本通夜前に行われる親族や身内のみの参加で行われるもの。この言葉もネットで調べて初めて知りました。)に

参列(参加?)してきました。今の気持ちを忘れないためにこちらに書き記しておきます。

 

 

亡くなった方をここでは、▲さんとします。

母は▲さんにとてもお世話になり、私も同じくお世話になったのですが、最近は会うこともなく、3年程度はお会いしていませんでした。

 

某日、母から▲さんが亡くなったという電話を受けました。私は

 『そうなんだ』

としか感じませんでした。今思えば、その理由は

実感がわかなかったからだと断定できます。特に涙も出てこないまま、母の電話から2時間程度時間があいて、また母から電話があり、

前通夜に参列することになりました。そして、母と共に▲さんの自宅へ向かうことになりました。

 

さて、私はお葬式に参列したことが1度しかありません。それも小学生の頃、友達と伺ったお葬式で

お葬式の決まりごと(黒い服を着るとか、御香典のこととか)を全く知らず、全く行えず、参列したと言えるのだろうか、というレベルです。

 

そして現在、大学生になるまで、近い人間が亡くなることはありませんでした。幸せなことですね。

なので私のお葬式に対する知識は、某検定で暗記した知識のみで、

実際のものとしての知識はなし。お葬式に母と一緒に行ったことがないので、そもそも思い出せる材料がないのです。

 

(とりあえずスーツを着るか…)

(お化粧は薄めってことだけどどこまで薄いんだ?)

(革のカバンはあかんかったんよな…)

(ストッキングって靴下の代わりになるのか???)

(ハンカチいるよな)

(ピアスと指輪、ネックレスも外しといた方がいいんやろか?)

 

などと呑気なことをたくさん考えながら過ごしていたら、会場(▲さんの自宅)につきました。

 

そこには既に親族が集まっていて、私達が遅くに到着したということを容易に理解することが可能でした。私は初めての前通夜というものに少しの緊張感を抱きながら▲さんの自宅へと足を踏み入れました。

 

他の親族へと軽い会釈をかわした後、▲さんが眠っている部屋へ向かいました。そして、▲さんと対面しました。

▲さんのご家族から

『顔見てあげて』

と仰っていただき、そばに近寄りました。

▲さんの顔にはお化粧が施されており、とても綺麗でした。亡くなっているとは思えないほど、ただ眠っているだけなのでは?と思ってしまえるほど、綺麗でした。

その感情と同時になんとも言えない感覚が私を襲いました。

おそらく私の頭の中で

▲さんが亡くなったということを脳が理解し、

生きているときの▲さんの記憶と混ざってぐちゃぐちゃになったのかな、と思います。(伝わらないですね)

 

▲さんの顔を見て、自然と涙が溢れてきました。特に▲さんとの思い出を思い出したわけでもないのに、です。そして、同時に▲さんの顔を見ると時間が止まったような、寒いような感覚になりました。私の周りを何かが守っているような。そんなものが私のそばにあるような感覚。

▲さんのご家族と話をしていても▲さんの顔が目に入ると、

上記のような感情になってしまうため、出来るだけ視界に入らないように行動してしまいました。(あまりよくありませんよね)

▲さんへの別れの挨拶をして、私はその部屋から退出したのですが、母はなかなか出られませんでした。

 

母が▲さんと別れるまで、私は母が亡くなってしまったときのことを考えていました。その前通夜は明るく行われていましたが、

私だったら▲さんの親族のように振舞うことは出来ないだろうな、と思いました。本当に泣きじゃくってしまうだろう。そして抜け殻のようになってしまうんだろうな、と思いながら母が部屋から出てくるのを待ちました。

 

また、▲さんの親族には小さいお子さんがおり、元気に走り回っていたのですが、母は

『まだ死んだって理解できてないんやわ』と言っていましたが、どうなのでしょうか。本人達に聞いていないのでわからないのですが、子供は意外にしっかり大人の心情を読めていることが多いと私は思っているのですか………分かりませんね…

 

さて、2人で▲さんの自宅を後にし、夕ご飯(といっても夜の11時を回っていた)を食べて帰宅しました。

その日から私は母を笑わせることを無意識にやっていた気がします。

そして先日、母が

『(全部)終わっちゃったなぁ』と悲しそうに呟いたのを聞いて、私の今の気持ちを書き記しておこう、と感じたので、

こちらに書き記しておきます。

 

 

 

 

 

2015.03.24 安らかに

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ